【完全ガイド】介護旅行1|車いす・酸素・認知症・吸引・寝たきりでも旅行に行けますか?
2026/05/31
【完全ガイド】介護旅行1
車いす・酸素・認知症・吸引・寝たきりでも旅行に行けますか?
「うちの親でも行ける?」に医療介護職の視点でお答えします
はじめに

「うちの親でも、旅行に行けますか?」
ルピネにいただくご相談の中で、とても多い質問です。
車いすを使っている。
酸素を使っている。
認知症がある。
吸引が必要。
麻痺がある。
寝たきりに近い。
そう聞くと、ご家族はどうしても、
「もう旅行は無理なのでは」
「外に連れて行くのは危ないのでは」
「家族だけでは対応できない」
と考えてしまいます。
でも、旅行や外出ができるかどうかは、病名や介護度だけで決まるものではありません。
大切なのは、
- どんな状態なのか
- どんな移動方法が必要なのか
- どんな医療・介護リスクがあるのか
- どこへ、どれくらいの時間行きたいのか
- 事前にどんな準備ができるのか
を一つずつ確認することです。
この記事では、「車いすでも?」「酸素があっても?」「認知症でも?」「寝たきりでも?」という不安に対して、できるだけわかりやすく整理していきます。
旅行の可否は「病名」ではなく「状態」で考えます
「脳卒中の後遺症があるから無理」
「認知症だから無理」
「酸素を使っているから無理」
と、病名だけで判断してしまうのは少し早い場合があります。
同じ病気でも、
- 歩ける距離
- 座っていられる時間
- 食事や排泄の介助量
- 医療処置の有無
- 疲れやすさ
- 環境変化への反応
は人によって大きく違います。
そのため、医療職付き添い旅行では、
まず「その人がどんな状態で、どんな支援があれば安全に目的を達成できるか」を確認します。
車いすでも旅行に行けますか?
車いすを利用していても、旅行や外出ができるケースは多くあります。
確認が必要なのは、
- 車いすの種類
- 移乗の方法
- トイレ介助
- 段差や坂道
- 移動距離
- 休憩の頻度
です。
普通型車いすで長時間座れる方もいれば、フルリクライニング車いすやチルト型車いすが必要な方もいます。
また、移動先がバリアフリーかどうか、トイレが使えるか、車いすのまま入れる場所かどうかも重要です。
「車いすだから無理」ではなく、
「どの車いすで、どのルートなら行けるか」を考えることが大切です。

酸素を使っていても旅行に行けますか?
在宅酸素や携帯酸素を利用している方でも、外出できる場合があります。
確認が必要なのは、
- 酸素流量
- 使用時間
- バッテリーやボンベ残量
- 移動中の呼吸状態
- 坂道や歩行時の息切れ
- 予備酸素の準備
です。
酸素を使っている方の場合、「行けるかどうか」だけでなく、「途中で苦しくならない計画」を作ることが大切です。
移動時間を短めにする・休憩を多めに取る・人混みを避けるなど、計画段階で工夫できることは多くあります。
認知症があっても旅行に行けますか?
認知症がある場合でも、旅行や外出ができることがあります。
ただし、環境が変わることで混乱しやすくなる場合があります。
確認したいのは、
- 迷子リスク
- トイレのタイミング
- 夜間の不安
- 慣れない場所での混乱
- 移動中の落ち着き
- 家族との関係性
です。
認知症の方にとって大切なのは、「予定を詰め込みすぎないこと」です。
観光地をたくさん回るより、目的を絞り、安心できる人と一緒に、無理のない時間で動く方がうまくいくことがあります。
入所施設から遠方にある旧自宅に訪れたとき、少しの間だけ"(認知症になる前の)昔のお母さんに戻った"なんて笑顔になる娘さまもいらっしゃいました。
吸引(サクション)が必要でも旅行に行けますか?
(痰)吸引が必要な方の場合は、より慎重な準備が必要です。
確認したいのは、
- 吸引の頻度
- 痰の量
- 吸引器の電源確保
- 移動中の体位
- 食事や水分摂取
- 体調変化時の対応
です。
吸引が必要だから必ず無理、というわけではありません。
ただし、看護師など医療職の同行が必要になる場合があります。
「家族だけで対応できるか」ではなく、「安全に対応できる体制を組めるか」を考えることが重要です。
寝たきりに近い方でも旅行に行けますか?
寝たきりに近い方の場合、難易度は高くなりますが、主治医の許可があればご対応させていただきます。
体調や目的によっては、主治医やご家族の皆さんと相談しながら、旅行ではなく短時間の外出から考えることもあります。
例えば、
- お墓参り
- 自宅への一時帰宅
- 家族行事
- 近距離の外出
- 思い出の場所への訪問
などです。
必要になることが多いのは、
- ストレッチャーやリクライニング車いす
- 移乗介助・体位変換
- 排泄ケア
- 医療職同行
- 移動時間の調整
です。
「旅行」という言葉にすると大きく感じますが、実際には「人生の大切な場所へ行く外出」として考える方が自然なこともあります。
まず確認したいこと
旅行や外出を考える時は、次のような情報があると判断しやすくなります。
- 現在の病気や後遺症
- 普段の移動方法
- トイレや食事の介助量
- 医療処置の有無
- 疲れやすさ
- 行きたい場所・希望する日程
- 家族の同行可否
最初から完璧に整理できていなくても大丈夫です。
「こういう状態ですが、行ける可能性はありますか?」という段階で相談していただくこともできます。
まとめ
車いす、酸素、認知症、吸引、麻痺、寝たきり。
そうした状態があると、ご家族はどうしても「旅行は無理」と考えてしまいます。
でも実際には、必要な支援を整理し、無理のない計画を立て、医療介護リスクを事前に考えることで、実現できる外出が見つかることがあります。
「もう無理」と決める前に、方法を一緒に考えてみてください。
通院や外出でお困りの方へ
ルピネでは、医療・介護の視点を持つスタッフが、
通院・外出・付き添い支援を行っています。
「病院説明がうまく理解できない」
「一人での外出が不安」
「家族だけでは対応が難しい」
そんな時は、お気軽にご相談ください。
LINEからのご相談はこちら
※対応状況によっては、お返事までお時間をいただく場合があります。
※函館・北斗・七飯を中心に対応しています。
----------------------------------------------------------------------
ちょい旅サポート ルピネ
住所 : 北海道北斗市向野1丁目1ー9
電話番号 : 0138-85-8165
介護が必要な方の外出をサポート
介護の保険外サービスを提供
----------------------------------------------------------------------

