【実績紹介】100歳を超えても、家族と笑い合える時間を
2026/06/07
【実績紹介】100歳を超えても、家族と笑い合える時間を
親戚みんなで集まった外食お付き添い
はじめに
※今回はご本人・ご家族よりお写真掲載の許可をいただいております。ありがとうございます。
ルピネは、看護師などの医療職スタッフが同行する、保険外の外出付き添いサービスです。
病気や障害があっても、施設で生活されていても、大切な人と過ごす時間を諦めないためのお手伝いをしています。
「施設にいる母を連れて、親戚みんなで食事がしたいんです」
そんなご相談を、娘様からいただきました。
お母様は100歳を超えるご高齢の方。
以前には、どのくらい外出が可能かを確認する意味も含めて、フルリクライニング車いすで公園散歩のお付き添いをさせていただいた方です。

その後、お身体の状態も少し改善され、今回は普通型車いすで外出できそうとのことでした。
ご家族の願いは、とてもシンプルです。
「親戚みんなで集まって、一緒に食事がしたい」
ただ、高齢になり施設で生活されている方が外出するには、いろいろな準備が必要になります。
- 移動手段。
- 食事内容。
- 飲み込みの状態。
- トイレ介助。
- 立ち上がりの力。
- 疲労や体調変化への対応。
そこで今回も、ルピネがお付き添いをさせていただくことになりました。
外食先選びからお手伝い
娘様から、まずは参加人数やお母様のお身体の状態、嚥下、つまり食べ物や飲み物の飲み込みの状況などをお聞きしました。
ルピネでは、普段から車いすで利用しやすい飲食店の情報も、定期的に調査しています。
- 車いすで入れるか。
- トイレは使いやすいか。
- 段差はどの程度あるか。
- 店内の広さはどうか。
- 大人数でも対応できるか。
こうした情報は、外出支援ではとても大切です。
今回は、以前のフルリクライニング車いすではなく、普通型車いすでの外出が可能になっていたため、選択肢は少し広がりました。
ただ、親戚の皆様が大人数で集まる予定だったため、貸切にしていただけそうなお店をいくつかご提案させていただきました。
その後、娘様からいくつかの日程候補をいただき、正式に外出時のお付き添いをご依頼いただきました。
当日|施設からカフェへ出発
当日、施設へお迎えに伺い、施設スタッフ様から以下の点を確認します。
- 普段のトイレ介助の方法
- 立位保持の能力
- 当日の体調
- 食事や水分摂取時の注意点
お母様は、100歳を超えるご年齢です。
数時間の外出とはいえ、万が一のことも考慮し、普段のご様子や介助方法を確認させていただきました。
また、飲み物にはトロミが必要とのことで、トロミ剤もお預かりしました。
外出先で水分を取る時に、普段と違う形になってしまうと誤嚥のリスクが高くなることがあります。
そのため、施設での方法をできるだけ引き継ぎながら対応することが大切です。
準備を整えたあと、車いすのまま福祉ハイヤーへ乗車し、目的地のカフェへ出発しました。

親戚みんなが待つカフェへ
到着したカフェの入口には、2段ほどの階段がありました。
車いすのまま、安全を確認しながらバックで段差を上がり、店内へ入ります。
貸切となっていた店内には、すでに親戚の皆様が集まっていました。
久しぶりの再会に、店内はとてもにぎやかな雰囲気です。
「来れたね」
「よかったね」
そんな空気が自然と広がっていきます。
お母様も、皆様に囲まれて楽しそうなご様子でした。
硬めのコーヒーゼリーも残さず召し上がり、トロミをつけたジュースも、むせ込みなく楽しまれていました。
食べること。
飲むこと。
人と同じ場にいること。
家族や親戚の声を聞くこと。
どれも、普段の生活の中では当たり前のようでいて、施設で生活されている方にとっては、とても大切な時間です。
楽しい時間のあとに

1時間半ほど経つと、お母様の表情に変化が。
目を閉じられる時間が少しずつ増えてきました。
楽しい時間ではありますが、外出は体力を使います。
ご様子の変化から、そろそろ疲れが出始めていることが伝わってきました。
そこで、ご家族にはそのまま親戚の皆様との時間を続けていただき、お母様だけ先に施設へ戻ることにしました。
ご本人のみの帰宅となるため、福祉ハイヤーへお迎えの連絡をし、ルピネスタッフが最後まで対応します。
帰りの車内では、少し目が覚めたご様子でした。
「楽しかったですか?」
とお聞きすると、
「うん」
と笑顔を見せてくださいました。
その表情が、とても印象的でした。
たくさん話したわけではありません。
でも、その一言と笑顔だけで、今日の時間がご本人にとって大切なものだったことが伝わってきました。
施設へ無事帰着
施設へ戻った後は、施設スタッフの皆様へ外出中の状況を申し送りしました。
- 飲食された内容と量
- 水分摂取の様子(むせ込みや誤嚥の有無を含む)
- 外出中のご様子
- 疲労の状態
こうした情報は、施設に戻った後のケアにもつながります。
施設へ引き継いだ後、娘様にも無事に施設へ戻られたことをご報告し、今回のお付き添いは終了となりました。
後日いただいたご連絡
後日、娘様からご連絡をいただきました。
お母様が施設へ戻られた後も、親戚の皆様はしばらくカフェでお話を続けていたそうです。
その中で、
「こんなサービスがあるんだね」
「自分たちはまだまだ必要ないと思っていたけど、そろそろ必要になるかもしれないね」
「自分が動けなくなった時も、こういうサービスで出かけられる時代なんだね」
「車いすでも、こういう階段のあるお店に入ることができるんだね」
「看護師さんが付き添って、食事も介助してくれるなら安心だね」
そんな会話が自然と生まれていたと教えてくださいました。
そして最後に、娘様から
「次もまた企画しようと思います。またよろしくお願いします」
というお言葉もいただきました。
今回の外出が、"その日だけの特別な思い出"で終わるのではなく、
「また次も出かけてみよう」
と思えるきっかけになったこと。
それが、私たちにとってもとても嬉しいことでした。
ルピネのような保険外の付き添い支援は、まだまだ広く知られているサービスではありません。
家族が集まる時間を諦めないために

今回のお付き添いは、単なる外食支援ではありませんでした。
100歳を超えても、親戚みんなが集まる場所へ行くこと。
同じ空間で過ごすこと。
一緒に食べること。
笑顔を交わすこと。
そうした時間を支えるお手伝いでした。
年齢を重ねると、外出には不安が増えていきます。
病気や障害があると、さらに準備が必要になります。
でも、適切な確認と支援があれば、実現できる外出もあります。
もちろん、何でも無理に外へ出ればよいというわけではありません。
体調や安全面を確認しながら、
「どこまでなら行けるか」
「どんな方法なら負担が少ないか」
「どのタイミングで休むか」
を一つずつ考えることが大切です。
おわりに
年齢を重ねても。
病気や障害があっても。
施設で生活されていても。
大切な人と会うことや、一緒に笑うことを諦める必要はありません。
ルピネでは、医療職の視点から安全面に配慮しながら、その方らしい外出や再会のお手伝いをしています。
「こんなことは無理かな?」
と思うことでも、まずはお気軽にご相談ください。
私たちも一緒に方法を考えさせていただきます。
通院や外出でお困りの方へ
ルピネでは、医療・介護の視点を持つスタッフが、
通院・外出・付き添い支援を行っています。
「病院説明がうまく理解できない」
「一人での外出が不安」
「家族だけでは対応が難しい」
そんな時は、お気軽にご相談ください。
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