【お役立ち】介助の基本『椅子から立ち上がれなくなる魔法』をかけてみよう 前編【在宅介護】

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【お役立ち】介助の基本『椅子から立ち上がれなくなる魔法』をかけてみよう 前編【在宅介護】

こんにちは。ちょい旅サポートルピネの看護師です。
今回は少しまじめに介助方法なんてやってみようと思います。
「まじめなふりして、全然面白くないぞ」というクレームは謹んで受けつけます。

 

 

01|はじめに

回復期リハビリ病棟に勤めていた時に
ちょっとの工夫で患者さんが「一人で立てた。トイレに行ける」と喜んでくれたり
車いすに移る前に「こわい」と不安そうに言っていたのに、
介助で移った後にはびっくり顔から笑顔に変わった
という経験があります。

私は単純なので、車いすに移す(移乗)などの介助が大好きです。

 

『看護師だからできるんでしょ』
と思われるかもしれませんが、
初めから移乗介助が好きでも得意でもありませんでした

リハビリ病棟に配属されて間もなく
病棟内でリハビリスタッフが講師として移乗の実技をテーマに
勉強会をしてくれました。

「ベッドに横になる患者さん(スタッフ)を起こして車いすに移す」
という内容でした。

指名された新人看護師の私は、今までの記憶をフル回転させてやってみましたが、
車いすの位置や角度、身体の起こし方、
立ち上がるための方法など全て間違ってしまいました。
仕舞には車いすのブレーキをかけ忘れる始末。

あれは周りで見ていた先輩方も不安になったに違いありません。

 

さて、ここまででお分かりになったと思いますが
ダメダメでした。
そんな自分が恥ずかしすぎてちょっと移乗介助がいやになるくらいでした。

そんなダメダメだった私でも「できた」方法を少しずつお伝えしていきます。

介助方法のヒント

 

 

02|『椅子から立ち上がれなくなる魔法』とは

「立ち上がれなくするなんて逆じゃない。間違ったの?」
とお思いの方は正解です。でも安心してください。

そもそも少しでも介助をしてみた経験のある方はお分かりだと思いますが
『ただ人を立たせる』
というだけでも力任せにやると結構な力が必要です。

1度やるだけなら力任せでいいかもしれませんが、
継続的にやるとなると腰や肘、手首など様々なところに負担が大きく
とても続けられません。

また介助される相手にも痛みが出たり、恐怖心や不快感から
「動きたくない、やりたくない」
に繋がってしまう可能性だってあります。

自分も大変な思いをした上に、
相手にも喜んでもらえないなんてしんどいですよね。

介助する方も介助される方も
らくらくできて、お互い「できたー!」と喜べる方法
なら知っておくのもいいと思いませんか?

 

さて本題です。
一口に「立ち上がる介助」といっても、そのために考えることは

介助される方の状況

元々どのくらいの能力があるのか、簡単に支えるだけでいいのか、
自分で起き上がる力はあるのか、腕は動くのか、関節はスムーズに動くのか、
視力や聴力には問題がないのか、立ちたいと思っているのか、声掛けへの理解ができるのか、
痛いところはないのか、病気はあるのかなど

介助者の状況

自分の身長・体格、相手との対格差、どのくらい相手の状況を理解しているのか、
自分に腰痛など体に痛みがあるのかなど

環境の状況

車いすがベッドの近くにおけるスペースはあるのか、
ベッドの高さや手すりの位置は適切か・安全か、
床やベッドに障害物はないか、滑りにくくないか、履き物はなにかなど

 

ピッタリの介助の方法を考えるためには、
たくさんの検討要因があってキリがありません。

「じゃあ、できないでしょ」って思いますよね。
それでも、すべてに共通する基本があります。
それが『椅子から立ち上がれなくなる魔法』で学べるのです。

介助方法の座位

 

ご存じの方もいらっしゃると思います。
「人は指1本で立てなくなる」っていうやつです。

 

これは、誰にでもできる遊びのような実験ですが
人を介助するために知っておきたい
『いつもの立ちあがり方』
を、楽しく分かりやすく学べる方法だと思います。

皆さんは毎日何回も立ったり座ったりするのに、
「いつも片足・つま先で立ち上がるんです」とか
筋トレみたいなことを無意識にはしませんよね。

きっとスムーズで体に負担のかかりにくい、
楽な立ち上がり方をしていると思います。

つまり大きなヒント💡は、
私たちの無意識にしている【いつもの】動き方にあるのです。

この方法は実際に、
病院勤務時代に私が担当していた看護師の新人研修や
看護学生さんの病院実習で移乗介助を説明が必要なときに
必ずやっていた方法です。

だまされたと思ってやってみてください。

 

03|魔法をかけてみよう

 

準備するもの

  • 2人以上の人
  • 椅子

※椅子の高さは深く座った時に膝が90度くらいになり、
足の裏が床にしっかり付くもの。普通に立ったり座ったりしやすいもので大丈夫。

 

方法

  1. 魔法をかけられる方には椅子に座ってもらいます
  2. 魔法を使う人は、その座っている人の正面に立ちます
  3. 座っている人のおでこに指を軽くあてる(手はアルコール消毒を)
  4. 「あなたはこの指1本でもう立てない」など相手に暗示をかけるように魔法の言葉をつぶやく
    ※心を許し合える友人以外には心の中でつぶやくようにしてください
  5. 言葉を合図に、魔法をかけられた人は指を払ったりせず、
    おでこに指があたった状態で立ち上がるようにします
  6. 周りで観察している人は「立てぇ立つんだあ!」と応援してあげましょう

 

注意点

  • 魔法使いはそんなに力を入れなくて大丈夫。皮膚を傷つけにないように。
  • 魔法をかけられた方はあまり無理すると腰を痛めたりしますのでほどほどに。
  • 「全然立てちゃうんだけど」という場合
    座っている人にはスタート前に深く椅子に腰を掛けてもらう。
    魔法使いはもう少しだけ座っている人に近づきましょう。

 

さあ、やってみましょう!

 

04|結果

このまま続きを書きたいのですが、
準備や実験をするのに時間も必要だと思いますので
今日はここまで。

次のブログは、結果からスタートします。
できれば、今回実験してみた皆さんで
答え合わせをしていただけるとわかりやすいと思います。
次のブログを見る前に、なんでこうなったのか?を
予想してみても楽しいはずです。

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