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「行きたくない」と言っていた方が、紫色に髪を染めた日

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要介護4からみるみる若々しく!|外出付き添い&リハビリで起きた心と身体の変化

要介護4からみるみる若々しく!|外出付き添い&リハビリで起きた心と身体の変化

2026/02/14

「外には出たくない。」

5年前、娘様からのご依頼で出会ったA様は、そうおっしゃる方でした。

要介護4。
施設ではほぼ寝たきりの状態。
車いすに座っても徐々に右に身体が傾き、長時間の姿勢のキープは困難。

娘様からの最初のご依頼は、
入院中のお父さんの面会へ連れて行ってあげてほしい、というものでした。

 

「お父さん、楽しみにしてますよ。」

施設のスタッフの方も一緒になって声をかけながら起きていただき、車いすへ移乗し、介護タクシーで病院へ向かう。
病室では少し楽しそうにお話されるものの、数分で疲れてしまう。

少し話すと「腰が痛い。もう帰ろう」とおっしゃる。

そんな面会を、隔週で続けていました。

転機は、何気ないひと言でした

お忙しい娘様に代わって、A様の通院もお付き添いさせていただいておりました。

そんなある日の歯科通院の帰り道。

A様がぽつりとおっしゃいました。

「帰りに買い物していきたい。」

それまで「外に出たくない」と言っていたA様から、
初めて出た「行きたい」でした。

そこから、少しずつ変化が始まりました。

通院帰りにスーパーやドラッグストアへ寄る。

ある日はヨーグルトを、別の日は化粧水を。


それに伴い、外出時間が少しずつ延びる。
車いすに乗る時間が増える。

半年ほどすると、体幹が安定し始めました。
右への傾きが減り、姿勢がしっかりしてきたのです。

車の揺れでも、身体が倒れなくなり、ずっと正しい姿勢を保っていられる。

それどころか、時々自ら背もたれから体幹を起こして、軽く座り直すことまでできるようになってきました。

娘様が「○○行く?」と聞いても
以前は「めんどくさい」と断っていたのに、

「今度イベントがあるけど行ってみる?」と聞くと、

「行く!」

と即答されるようになりました。

コンサートへ。
お笑いライブへ。
外食へ。

世界が、少しずつ広がっていきました。

「慣れているOTさんにお願いしたい」

身体機能が向上してきたタイミングで、
娘様から「リハビリもお願いしたい」とご相談がありました。

「いつも付き添ってくれている、慣れているルピネさんのOT(作業療法士)にお願いしたい。」

そう言っていただき、週1回のリハビリが始まりました。

活動性が上がり、離床時間が延び、
リハビリの効果も重なり、

短時間ではありますが、背もたれなしでベッドの端に座ることが可能に。

「できること」が増えていきました。

「髪をパープルにしたい!」

ある日、娘様から「母を美容室に連れていくことは可能ですか?」と相談がありました。

施設でおしゃれの話題になったのだそうです。

そしてA様が

「(髪の色を)パープルにしたい!」

とおっしゃったと娘様から伺いました。

 

娘様が連れて行きたいという美容室の環境を確認し、予約をとって美容室へ。

 

シャンプー台への車いすからの乗り移りはまだ全面的に支え介助が必要(重介助)。
でも普通型車いすに数時間は安定して座れるようになっていました。

カットとカラーが終わり、
紫色の髪を見てにっこり。

 

帰り道には、

「おかき買っていこう!」

と自ら寄り道を提案。

表情が豊かになり、姿勢も安定し、
みるみる若々しくなっていきました。

写真館での一枚

また娘様から、こんなご相談もありました。

「母の誕生日に、写真館で家族写真を撮りたい。」

A様は膝屈曲拘縮(膝が伸ばせない)があり、歩行は困難です。
写真館までの移動は車いす。

でもスタジオ内のオシャレな椅子への移乗は、
中等度介助で可能になっていました。

カメラマンの軽快なトークに、
A様が笑う。
娘様が笑う。

素敵な椅子に座り、家族で一枚。
お一人でも一枚。

その写真は、今も施設のお部屋に飾られています。

リハビリは万能ではありません

身体が必ず良くなる保証はありません。
年齢を重ねることも、身体の変化も、誰にも止められません。

医療にも、リハビリにも、限界はあります。

 

でも。

 

「今のこの状態」が、本当に限界かどうかは、わかりません。

 

A様が教えてくださったのは、

モチベーションが活動を変え、
活動が身体を変え、
身体の変化がまた心を動かす。

その循環でした。

 

「やりたい」って思えることがとても大事だと痛感しました。

あの時間が、未来の宝物になるように

A様が楽しんだ時間。
紫色の髪。
写真館での笑顔。

それはA様ご自身の思い出であると同時に、
いつか娘様の心の中で、
温かい記憶として残る時間になるのではないかと思います。

今も週1回のリハビリは続いています。

娘様のアイデアで外出リハビリに変更になることもあります。

 

お付き添いが終わったある日、娘様からいただいた言葉。

「ルピネさんがいると、バリアがバリアじゃなくなる」

とてもうれしく感じました。

 

「できない」と思っていたことが、
少しずつ「できる」に変わる瞬間に立ち会えること。

それが、私たちの仕事の喜びです。

 

そして私は今日も教えてもらっています。

“今が限界”と、決めつけないこと。

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