
【付き添いサービス】結婚式へ同行支援 〜目が見えなくても、想いは届く〜【冠婚葬祭】
ケアマネジャー様からのご相談がありました。
「施設に入所されているA様が、お孫様の結婚式に参加したい」とのご希望です。
A様は手足に麻痺があり、視力もほとんどない状態。
さらに、麻痺側に痛みが出ることもあるため、当日は体調の変化に応じたサポートが必要とのことでした。
当日、ルピネのスタッフがA様に付き添い、
福祉ハイヤーでご家族がお待ちの結婚式場へ一緒に向かいます。
(※写真はご利用許可をいただいていないため、式場外観のみ掲載しています)
式が始まるまでの間、新婦控室で待機していると、
A様から「足が痛い」との訴えがありました。(麻痺側に強い痙性あり)
車いすから介助で柔らかいソファーへ移乗し、リラックスできる姿勢で下肢のストレッチを実施。
ゆっくりと筋緊張を緩和させます。
しばらくすると「だいぶ楽になった」と、安堵された様子でした。
式が始まり、途中でA様が涙をぬぐうシーンが。
どうやら、この日を迎えるために、入所前の病院でリハビリに励んでこられたそうです。
きっと当時のリハビリスタッフも、この目標を支えにしていたのではないでしょうか。
その想いが実現したことを知ったら、きっと喜ばれることでしょう。
たとえ目が見えなくても、
その「場」を共有することがどれだけ大切かを、私たちも改めて感じさせていただきました。
ご家族からは、
頼んで本当に良かった。
という温かいお言葉もいただきました。
ルピネでは、「ご家族だけでは難しいこと」や「今しかできないこと」に、
精一杯のサポートで寄り添ってまいります。