【あんなに喜ぶとは】函館1泊2日 温泉観光旅行【ちょい旅サポート】
『こんなんだったら、毎日でもいいな』
函館にお住まいの足立さん(仮名)
「最近、近くのコンビニまでも行けなくなった」
外出は病院と庭だけで、1日のほとんどを自宅のソファーで過ごす。
本音でおしゃべりができた友人も、どんどん減ってきている。
娘さんも元気がなく、閉じこもりがちなお母様を心配され
『気分転換に外に連れ出したいけど、歩くことも少なくなってきている母を一人で連れ出すのは不安』
とご連絡をいただきました。
事前相談のためご自宅に伺い、
足立さんと色々お話をしていると
「函館周辺で昔よく行っていた場所を見て回りたい」というご希望が聞かれました。
娘さんもお母様から外出の希望が聞かれたことに喜ばれ、
足立さんのご希望の場所を回ることを決めました。
旅行ルートは、足立さんが服用している薬にトイレが近くなる薬もあるため、
間にいくつかトイレがあること
長時間の車の移動に疲労が出ないように車を降りて散策できること
歩行距離が長くなりすぎないこと
などの点を意識して提案させていただきました。
四季の杜公園は足立さんのご親戚が働いていた場所。
田んぼや畔に咲く花や木々を見ながら「昔はこんな景色だったね」と娘さんと懐かしんでいました。
四季の杜公園内では足立さんも
「こんなに歩いたことない」「あそこまで行こう」と笑いながら600mくらい歩行されていました。
大沼公園でもお散歩中のワンちゃんと出会い、大好きな犬に触れたことに大喜びされ、
道の駅で見た飾り雛で元々得意だった手芸に再チャレンジしたいと創作意欲が掻き立てられたりと、
旅が進むにつれ笑顔が増えるような旅となりました。
娘さんもそんなお母様の様子に「あんなに喜ぶと思わなかった」とつられて笑顔で話されていました。
帰りの車中足立さんから
『こんなんだったら毎日でもいいな』
という言葉が聞かれ、私も娘さんも目を合わせ喜びました。