【思っていたのとは違う!?】私の回復期リハビリ病棟看護師の回顧録からいまへ その2【退院後の生活】
2020/08/06
※こちらの記事は「【考察】私の回復期リハビリ病棟看護師の回顧録からいまへ その1【看護師としての役割】」の続きです。
しかし頑張ってリハビリをして自宅へと退院した患者さんの現状はというと
外出は病院受診だけで閉じこもり
あれ?お祭りに間に合うように退院したいって言ったはず・・・
入院前と同じように行きつけのお店に食事に行きたいって・・・
家族のご飯支度が自分の役割だから早く帰らなきゃって・・・
少数とは言い難い人数。
そして私がそれを知ったのは
引越しのため通勤距離が遠くなってしまい別の病院に転職した後でした。
リハビリをして完全に入院前と同じように機能が回復する病気ばかりではない。
それでも患者さんはそれぞれの目的があり、リハビリに取り組んでいます。
もちろん病院スタッフがリハビリで機能回復を目指すだけでなく
ケアマネージャーさんも退院前にはカンファレンスを開催し
安心して生活できる環境の調整に尽力されていました。
そして今ブログの文章を書いていて気づいたのですが
病院スタッフも含め『安心して生活できる環境の調整』には目が向きますが
趣味や自宅を出た後の『楽しみ』には目が向きにくいというか
介護保険でもその部分はサポートが苦手な分野なのかもしれません。
長くなりますので次に続きます。
【リハビリテーションとは】WHO(世界保健機関)による定義 1981年
リハビリテーションは、能力低下やその状態を改善し、
障害者の社会的統合を達成するためのあらゆる手段を含んでいる。
リハビリテーションは障害者が環境に適応するための訓練を行うばかりでなく、
障害者の社会的統合を促す全体として環境や社会に手を加えることも目的とする。
そして、障害者自身・家族・そして彼らの住んでいる地域社会が、
リハビリテーションに関するサービスの計画と実行に関わり合わなければならない。
この文章内では、これらをふまえたうえで、理解しやすいようにリハビリスタッフが行う訓練に対してリハビリと称しています。

「【自己効力感の低下】私の回復期リハビリ病棟看護師の回顧録からいまへ その3【病院の当たり前】」へ続く
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