【ちょい旅サポート】お父さんを長野県に連れていきたい【旅行支援】
Aさまの奥様から「お父さんを長野県に連れて行きたい」とのお問い合わせ。
ご高齢ということもあり、A様の主治医から「連れていくなら今だよ」と言われて、旅行を考えておられました。
それでも普段「寝たきりのお父さんをいきなり何泊もする旅行に行くのは不安」とのことで、リハビリを兼ねて事前に外出をしてお身体を少しずつ慣らしていきました。
まだまだ暑い季節。
外で食べるソフトクリームがおいしい。
そして4泊5日のご旅行初日。
空港までは、フルリクライニング車いすのまま乗れる福祉ハイヤーで移動です。
空港に着くと早めに搭乗手続きをします。
飛行機に搭乗する際には、機内の細い通路を通れる機内移動専用の車いすに乗り換えます。
車いす間のお乗り換え(移乗)の介助はルピネのリハビリスタッフにおまかせ。
ご自身の車いすは空港スタッフの方が丁寧に梱包し、機内貨物室に格納してくれます。
さぁ、機体が見えてきました。
ドキドキします。
空港はそれぞれ、車いすの方が機体に乗り込むための特殊な機械をもっています。私たちは空港スタッフの指示に従って対応します。
搭乗後は、車いすから機内の座席に座り直します。
こちらの介助もルピネのリハビリスタッフの出番です。
飛行時間は2時間強。
時々座るポジションを変えてさしあげることで、楽な姿勢を保てます。
床ずれ予防の観点からも重要です。
現地での移動は、あらかじめお願いしていた現地の福祉ハイヤーさんが丁寧に対応してくださいました。
ホテル到着後、少し休憩していると、ご友人がホテルまで会いに来てくださいました。
長い飛行機移動の疲れも忘れて、笑顔で昔話に花が咲きます。
夕食は飲み込みに気を付けながらも、大好きなお刺身とお蕎麦をゆっくりといただきます。
途中、すこし疲れがでてしまい現地の病院を受診されましたが、そこでも旧友に会うことができて、この旅一番の笑顔を見ることができました。
これにはいつも介護しているご家族様は苦笑。
・・・ご家族相手だと照れてしまって素直に笑顔を見せられないことってありますよね。
帰路は、お体の負担を考えて車いすにずっと乗ったまま移動ができる新幹線に急遽変更。
駅構内は駅員さんが親切に案内と誘導をしてくださいます。
付き添われている奥様も、旦那様をすごく気づかっておられてキビキビ動かれます。
サポートさせていただいている私も気合が入ります。
新幹線では多目的室という個室を手配させていただきました。
大型の車いすではちょっと狭いですが、夫婦水入らずの二人の空間で旅を楽しまれておられました。
ルピネスタッフは普通席で待機しながら、何度か顔を出してバイタルチェックと姿勢の調整。
旅の最中、ご家族様が「疲れたでしょ?」と、旦那様のことだけでなく私のことまで心配してくださって恐縮いたしました。
ご自宅につく頃にはすっかり日も暮れてしまいましたが、訪問診療の主治医と看護師さんが時間外にも関わらずお身体のチェックに来てくださいました。
主治医にご旅行中の経過をご報告させていただきひと安心。
後日、サービスで作成したアルバムをお持ちしたときに
とおっしゃっていただきました。
一度のご旅行で飛行機と電車を楽しむことができましたね。
思い出は形もない壊れることもない宝物だと思います。
ルピネは「ご家族だけではできないこと」や「今だからやっておきたいこと」を全力でサポートさせていただきます。
札幌に行く際も、またご相談いただけたら嬉しいです。